もふもふ長毛の秋田犬の「わさお」
迷い犬だった「わさお」を保護して育ててくれ、明るく優しいお母さん「菊谷節子さん」が11月30日午前0時21分病院にて、間接肺炎のため73歳で亡くなった。
2008年の春、京都の旅女子ブロガーが「わさお」をブログに載せたことから話題になる。
元々は、レオという名前だったのだが、旅女子ブロガーのブログで「とりあえず、この犬の事をわさおと呼ぼう」と書いたことから
わさおの母、菊谷さんがこの名前を気に入り、めでたく「わさお」となった。
最初、「わさお」を「まさお」聞き間違ったのは内緒のお話。
2010年わさおとお母さん
2013年、お母さんの細谷さんが病気の為入院
寂しくて、毛が抜け落ちてしまった「わさお」
わさおはお母さんが大好き。大好きなのに居なくなってしまった。また捨てられたのかと思った。
そう思って、久々に会ったお母さんに八つ当たりをしてしまった。
寂しかったんだよ。また大好きな人に捨てられたのかと思ったんだよと・・・
わさおは、お父さんは嫌い。だって亭主関白のお父さんは、お母さんを叱ったりするんだもん。
僕はお母さんを守るんだ。
忠犬ハチ公でもお馴染の秋田犬ですが、こんなに愛情深い忠犬と再度思い知らされた「わさお」の衰弱ぶりでした。
酸素ボンベを持ち歩きながら、いつも明るく豪快な笑顔でイベントやTVに出演していた、お母さん。
我家にも、17歳の寝たきりの老犬がいます。この子を残して先に自分が逝ってしまったらと思うと辛くて胸が引き裂かれそうです。
わさおのお母さんも、生前わさおを頼むと常々言っていたそうです。
まさか、自分が先に逝くなんて…
入院の時の、わさおの憔悴ぶりは可愛そうで涙が出るくらいだったのに、もうお母さんに会えないとわかった「わさお」はどうなるのでしょうか?
お母さんは、自分が先に逝くかもしれないと気付いていたのかもしれませんね。
だから、わさおが自分の事で悲しまないように「お嫁さん」と「子供」を預かったのかもしれませんね。
もう、あの笑顔が見れないと思うと悲しくなります。
御冥福をお祈りいたします。どうか天国で「わさお」を見守って下さいね。
※画像出典:わさお通信(東奥日報社)