華おばちゃんの備忘録

更年期に子宮筋腫、使って良かった物や思ったことを書いてみようと思ってます。

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老犬介護 愛犬が寝たきりになったら 

投稿日:2017年12月12日 更新日:

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もしも愛犬が年を取って寝たきりになったら、あなたならどうするでしょう?

家族として、楽しい時も悲しい時も常に寄り添ってくれた愛犬が年をとって寝たきりになってしまった。

介護するのは当然と思っていても、仕事を持っていたり他に介護の協力がなかったりしたら?

そしてその寝たきり介護状態が長引いて、愛犬が辛そうに見えたら安楽死を選択するのか?

急に立てなくなった

16歳を迎えたばかりのポチが、ある日急に立てなくなってしまった。

後足に全く力が入らない。

その日から、寝たきり生活のポチ

立てなくなる前から、カリカリのドックフードは食べれなくなりふやかしたドックフードでなければ食べれなくなっていた。

今まで何匹も犬を飼ってきて、看取ってきたが、寝たきりで介護が必要になった子はポチが初めてだった。

つい昨日まで、よたよたながら側に寄ってきてくれたポチ。

立ち上がろうと必死に足を動かすが、立ち上がる事はできず、前足だけをジタバタと動かし続けている。

まさか、こんな日が来るとは・・・いや、考えたくなかっただけかもしれない。

寝たきりの日々

立てなくなって食欲もなくなってしまったポチ。

病院へ連れて行くプレドニゾロン(ステロイド)を処方してくれた。

この薬を飲むとビックリするくらい元気になったけれど、立ち上がる事は出来なかった。

支えて立たせてあげたり、マッサージをしたりといろいろしてみたけれど

前足を動かしたりすることはできても、立つまでには至らなかった。

私もフルタイムの仕事をしていて、つきっきりで世話をするのは無理だったが家族が協力をしてくれた。

寝たきりになると、どんどん筋力が弱って細くなる足

寝たきりになってしまったので、体重を増やさないよう気をつけた。

床擦れが怖かったからだ。

寝たきりだが、オムツはちょっと抵抗があり、男の子用のおしっこオムツを愛用していた。

避けられない?床擦れ

2月に寝たきりになったポチ。

夏は乗り切れないだろうと思っていたが、頑張って乗り切ってくれた。

寝たきりが長くなると、床ずれが心配で、出来るだけクッション性のあるものを敷いてやり、こまめに身体の位置を変えてあげたりはしてあげたが

仕事を持っていて、いくら家族の協力があるといっても限界がある。

お腹と、肘に床擦れができてしまった。

低反発のドーナツクッションを敷いてやり、床擦れ箇所が当たらないようにしてあげた。

勿論、床擦れができた所は薬を塗ってあげている。

お腹の床擦れは、良くなった。

しかし肘の床擦れは、なかなか良くならなかった。

安楽死を選ぶのか?

寝たきりが長くなると、床擦れもそうだが、動けない苦しさ等から夜な夜な泣くようになったポチ

動けないので筋肉は落ち、ガリガリになってしまった。床擦れもあちこち出来てしまっていた。

それでも、食欲だけはあった。

ポチは、本当にいい子で今まで怒る姿は見た事もなく、甘噛ですらしなかった子だ。

その子が、苦しさからかウーッと唸られた事があった。

ポチが唸る事事態初めてみた。余程辛いのだろうと思い病院に連れて行くと

安楽死を勧められた。

寝たきりになってしまったポチの床擦れは、もっと酷くなるだろう。

膿んでとても痛々しそうだし、立てないので便通もそのうち弱くなってくるだろう。

安楽死で、痛みから解放させてあげた方がいいのか

綺麗事を言えば、安楽死で痛みを解放させてあげる。ポチの痛みを解放させてあげるのではなく

私達の疲れ切ったポチの介護からの解放されたいだけなのではないか?

自問自答の日々

ポチは私達が側によれば、動けないながらも嬉しそうな顔をしてくれる。

どんなに辛くて泣いていても、心配して体や頭をなでてあげると泣き止んでくれた。

どこかのサイトで見た事がある。「食欲があるうちは生きようと頑張っている」

ポチには、老犬用のドッグフードをお湯でふやかし、ポテトマッシャーで潰して犬缶を加え、ほぼ流動食状態で与えていた。

ご飯を催促するほどの元気があった。

しかし、寝たきり生活も1年も続くとさすがにポチの体力もさらに落ち、首を持ち上げる事すらできなくなって

便通も悪くなり、刺激を与えてあげないと出なくなってきた。

いつも、心の中でつぶやいていた言葉は「もう頑張らなくていいよ」

ポチには痛みや苦しみから解放させてあげたかった。でも本当は自分が解放されたかっただけかもしれない。

痛々しく弱ったポチを辛くて見れないと母は、ポチに近寄らなくなった。

でも私はポチが生きている限り、私に出来るだけのお世話をしてあげようと思った。

神様はなぜこんなにいい子に、こんな辛い試練を与えるのだろう。

苦しむことなくポックリと連れて行ってくれればいいのにと思っていた。

でも、ポチは生きたいから食べている。苦しくても私が撫でてあげれば嬉しそうな顔をしてくれる。

そんなポチは、まだ頑張っている。

いつか食べれなくなった時、さよならがやってくるのだろう。

安楽死に関しては賛否両論あるだろう。かといって、寝たきり老犬の介護は大変です。

あなたの愛犬が寝たきりになったら、どうしますか?

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